バイオデザイン工房 木版画家:吉田葉風様
http://www.biodesign-japan.com/
1、木版画をはじめたきっかけはなんですか?
現役をリタイヤしても、生涯「何かを創造し続けたい」と思っていました。
長年、左脳をフル回転させてきましたので、これからは右脳の働きを重視と考え「アート世界」を選びました。アートも様々ですが若い頃から年賀状を木版画で制作しており楽しいけれど奥が深く、これを極めてみたいという動機です。
長年、左脳をフル回転させてきましたので、これからは右脳の働きを重視と考え「アート世界」を選びました。アートも様々ですが若い頃から年賀状を木版画で制作しており楽しいけれど奥が深く、これを極めてみたいという動機です。
2、木版画の魅力とはなんですか?
木版画は「自然の素材」からできた道具と材料を使って、100%手作りで制作します。
木を彫る時の「サクッサクッ」という音や、木の香りが心地よく、また摺りの作業では馬連を包む竹皮の感触や、和紙特有の風合いを感じることができます。まさに「木と紙の文化」と言えます。実際の作業はアーティストと言うよりも宮大工や染織工のような職人的な技術が必要でそれがまた「匠の世界」のように魅力的に感じます。
木を彫る時の「サクッサクッ」という音や、木の香りが心地よく、また摺りの作業では馬連を包む竹皮の感触や、和紙特有の風合いを感じることができます。まさに「木と紙の文化」と言えます。実際の作業はアーティストと言うよりも宮大工や染織工のような職人的な技術が必要でそれがまた「匠の世界」のように魅力的に感じます。
3、最初はどんなところが大変でしたか?また、魅せ方で意識されている部分はありますか?
浮世絵の時代には、絵師と彫り師と摺り師が専門的に分業して、作品が作られました。その一連の工程を一人でこなすのは、なかなか難しいことです。2年間先生について学びましたが、まだまだ修行中です。特に摺りの技術が奥深く、何度も試行錯誤を繰り返しています。
木版画は凸版なので、境目の線がシャープになりますが、グラデーションやボカシを入れ表現(水彩やパステルの様に)様々な工夫を行っています。
木版画は凸版なので、境目の線がシャープになりますが、グラデーションやボカシを入れ表現(水彩やパステルの様に)様々な工夫を行っています。
4、これからどんな作品を作り上げていきたいですか?
私のモチーフは「自然と生き物」の神秘的な美しさです。
その両者を一体的に描きマクロコスモス(宇宙)とミクロコスモス(生命)は繋がり合って「自然界の秩序と調和」が成り立っている。そんな姿をイメージできるような作品を目指したいと考えています。大きな「宇宙と自然」に抱かれて、けなげに生きる小さな「いのちの輝き」を表現できればと思います。
その両者を一体的に描きマクロコスモス(宇宙)とミクロコスモス(生命)は繋がり合って「自然界の秩序と調和」が成り立っている。そんな姿をイメージできるような作品を目指したいと考えています。大きな「宇宙と自然」に抱かれて、けなげに生きる小さな「いのちの輝き」を表現できればと思います。
5、最後に…あなたにとってデジラボはどんな場所ですか?
私にとってデジラボはアナラボ(アナログラボラトリ)です。
デジタル隆盛の時代ですが、あえて100%手作りのアナログワークにこだわっていきたいと思います。デジラボはそんな多様性を受け入れてくれる空間です。
各人各様の世界(コスモス)を包み込み「創造力を刺激するスペース」として活用させていただいています。
デジタル隆盛の時代ですが、あえて100%手作りのアナログワークにこだわっていきたいと思います。デジラボはそんな多様性を受け入れてくれる空間です。
各人各様の世界(コスモス)を包み込み「創造力を刺激するスペース」として活用させていただいています。